世の中には何億円、何十億円もの借金を抱えていても、破産もせずに堂々と開き直っている人が結構いるものです。これは道義的にみれば最低の行為だと思いますが、いっぽうで数百万の借金で死にたくなるほど真面目に悩んでいる多重債務者としては、ここから何か学ぶべき点が何か無いでしょうか。じつは債務整理を進める上でも、是非身につけたい心構えのようなものが、こうした図太さに隠されているのではないかという気がします。
何億円もの負債を抱えても平気でいられるというのは常人にはなかなか真似の出来ることではないでしょう。しかしこういう人種を見ていると、マイペースで、ルーズで、人目を一切気にせず、執着心がなく、何かを失うことをあまり恐れません。こんな面をこのまま真似したのではただの変人で終わってしまうでしょうが、こうしたキャラクターのうち、常人にはなかなか得られない「大らかさ、物怖じのなさ」だけを見習ってみるのはどうでしょうか。
借金にまみれていると人間卑屈にもなりますし、自分らしさも失ってしまうものです。自由で柔軟な発想も出来なくなるでしょう。借金に縛られていると、その人が持つ自由さが失われていくからです。
「借りたものは約束どおりに何が何でも返さなければならない」という常識から少しだけ目先を変えてみましょう。借金の利息は相手の儲けです。 高利とは「ボロ儲け」を意味します。貸金業者のボロ儲けのために、無茶な金策に走り回ったり、グレーな商売に手を出したりする必要があるのでしょうか。
債務整理を行おうと決心した人はその時点で、もう借金に縛られた人生から訣別しています。実際にそう決めた時点で借金は無くなったと考えても良いのです。なぜなら 債務整理の申し立てをした時点で、借金の返済からは開放されるからです。そして大抵の場合は債務整理はうまくいくものだからです。あとは債務整理を前向きに進めていくことを決意できるかどうかだけなのです。
